鳴子温泉の魅力

泉質多彩な温泉郷。湯めぐりが楽しい!

鳴子温泉郷にある源泉の数は、400本近くに及びます。
多くの宿が敷地内に自家源泉を持っており、源泉掛け流しの風呂が多いのも魅力。そしてなんと、日本にある11の泉質のうち、9種類がここ鳴子温泉郷に集まっているのです。昔から東北の湯治湯として知られており、温泉の効能や泉質の良さには定評があります。

個性いろいろ。5カ所の温泉地

鳴子温泉郷は、宮城県北部の米どころ大崎地方を流れる江合川(荒雄川)の上流に位置し「鳴子温泉」「川渡温泉」「東鳴子温泉」「中山平温泉」「鬼首温泉」5ヶ所の温泉地からなる一大温泉です。それぞれに個性豊かな街並や風呂を備えており、比較しながら巡ってみるのも楽しみの一つです。

鬼首温泉

栗駒国定公園の中にあり、「弁天」「雲竜」という2つの間けつ泉で有名な温泉地。神滝、轟など複数の一軒宿温泉を含めて鬼首温泉郷と呼ばれることもあります。高原リゾートやアウトドアスポーツの拠点としても高い人気を誇っています。

東鳴子温泉

古くから湯治場として親しまれ、江戸時代には仙台藩主伊達家専用の「御殿場」がありました。全長およそ300メートルのこぢんまりとした温泉街は昔懐かしい雰囲気。歴史を感じさせる10数軒の湯治旅館と商店などが軒を連ねています。

中山平温泉

のどかな山間にあり、大谷川に沿って湯けむりをあげる自然豊かな温泉地。とろりとした肌ざわりの硫黄泉は“うなぎ湯”と呼ばれ、美肌の湯として人気です。温泉郷の中でも最も湯量が豊富な温泉地です。

川渡温泉

温泉郷の入口、江合川(荒雄川)沿いの温泉地。温泉郷の中でも最も古く開湯したとされています。“脚気川渡”とうたわれ、その優れた効能は京都の地にまで広がったとか。木造りの宿が建つ心温まる街並みが郷愁を誘います。

鳴子温泉

温泉郷の中心部。古くから“奥州三名湯”の一つに数えられています。5ヶ所の温泉地で最も大きく、近代的な宿泊施設や食事処、土産物店が賑やかな街並みを形成しています。「滝の湯」「早稲田桟敷湯」という2つの共同浴場は温泉街の“顔”です。

四季折々の自然や多彩なレジャーを満喫!

開湯から1000年を経た今でも、昔ながらの風情を残し多くの人々に愛されている鳴子温泉郷。素晴らしい泉質の温泉にはもちろん、豊かな自然も魅力です。紅葉の名所・鳴子峡や、地球の息吹を感じさせる間けつ泉など、自然の雄大さを体感できるスポットが目白押し。春は新緑、夏は避暑、秋は紅葉、冬は雪遊びと、四季を通してお楽しみください。

春

川渡温泉 春のおとずれ
湯沢川の桜並木と江合川河川敷の桜も同時に楽しめる河川敷の菜の花畑。見頃は、4月いっぱいです。

夏

潟沼(かたぬま)
1200年前に爆発してできた日本有数の酸性湖。湖面の色が変わる神秘の湖です。

秋

鳴子峡
10月中旬から11月上旬にかけて、大谷川が刻んだ深さ100メートルに及ぶ大峡谷が紅葉におおわれます。
鳴子峡レストハウスの見晴台からの眺めは、まさに絶景です。

冬

オニコウベスキー場
急斜面から緩斜面まで変化に富んだコースです。託児所もあり大人から子供まで満喫できます。